2019年07月26日

葬儀に参列した後に塩でお清めする

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葬儀の慣習の1つに、お清めがあります。遺族の住宅を出る時に、塩で身体を清める訳です。清める為の道具は、もちろん出口に置かれています。葬式に参列して用事を済ませたら、玄関から出る際に塩をふりかけます。基本的には、上から順にふりかけていきます。

まずは胸元にふりかけて、その次は背中です。さらに足元にもかけて、玄関から出ます。量は、少なめで問題ありません。ちなみに、ふりかける箇所は地域によって異なります。地域によっては、足だけの清めでも問題ない事もあります。

ですから住宅によっては、マット代わりにしている事もあります。塩でできたマットを足で踏んで、清めるイメージです。また出口ではなく、参加する際にお清め用の袋が渡される事もあります。都心部では、参列の際に渡されるケースが多いです。

なぜ葬式の後に清めるかというと、昔は多くの方々は他界することを恐れていました。葬式に参列した後に何もしないと、色々良くないことが起きる可能性があるので、参列する時に身を清める慣習が生まれた訳です。清めなければ、日常生活に戻るのも難しいと思われていました。

現に昔は、葬式に参列した後に海に行って、身を清めるケースもありました。現在もその慣習が残っていますから、玄関で身を清める訳です。