2017年01月13日

格安葬式が増えている背景にあるものとは

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親が亡くなったときには、その子供が喪主となってお葬式を執り行うのが普通です。現在の日本においては、若者はあまりお金を持っていないという現状があります。年収三百万円時代と言われていますが、非正規雇用で働いている人はそれ以下の年収でなんとか生活をしているのが現実なわけです。こうした人たちは、もちろんお葬式にはそれほど大きなお金を掛けることはできません。ローンも組みにくくなりますから、無い袖は振れないということになるわけです。しかし、そうした人たちが増えてくるにつれて、葬儀業者の側も工夫をするようになってきました。格安で利用できるコンパクトな葬儀スタイルを開発して、それを売り出しているのが現状です。

最小限のセッティングと参加人数で済ませられる葬儀なら、十万円前後という安い値段で実現することは可能です。これぐらいの出費で済ませられるなら、貯金を崩す必要もありませんし、生活レベルを下げる必要もありません。メリットは非常に大きいと言えるでしょう。確かに、葬儀に参列する人数が減れば香典の額も減ってしまいます。ですが、元々知人が少ない人の場合にはそれもデメリットにはなりにくいです。仕事をリタイアしてゆっくりと自宅で老後を過ごしていた父親や、専業主婦をしていて親戚や近所の人としか接してこなかった母親などがいる場合には、コンパクトな葬儀は選択肢に入ってくるのではないでしょうか。

こうしたケースでは、むしろ逆に大げさな葬儀を執り行う必要性が感じられません。費用も最小限で済ませられますが、時間もそれほどかからないのが大きな利点となります。セッティングもすぐに済ませられますし、場所もとりません。狭い自宅ででも葬儀が済ませられるという点で、コンパクトな葬儀は大都市向けと言えるかもしれません。都市部では核家庭も多いですし、隣人と関係を持つことも少ないですから、格安葬儀はまさにベストな選択肢になる可能性が高いです。

(参考情報)
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